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![]() みなさん、おはようございます。
今日は、オキナインコ@ふくちゃん ![]() 1年と4か月間のエリカラ生活を振り返ります。 ふくちゃんは、毛引きどころか、皮膚まで齧ってしまうので、 うちの子になってからの1年と4か月の間、エリザベスカラーを つけたりはずしたりの生活を繰り返しています。 (現在は、自咬はなく、毛引きもだいぶ改善してきています) カラーをつけると、ご飯が食べられなくなったり、落ち込んだり、止まり木に うまく止まれなくなったりと、生活自体が不自由になることがあります。 また、カラーをつけたまま飛んで、カラーをどこかにひっかけてしまって、 首周りを怪我してしまったり、思わぬ事故が起こったりします。 わん ![]() ![]() 売っているものでもないので、本当に病院や飼い主さんの手作りで、 鳥さんの個性や保護したい部位によって形や素材やサイズはさまざまです。 ![]() もちろん、こげちゃんにとっては、大変な負担でしたが、着脱が簡単なので、 その点では飼い主側の気持ちとしてはありがたかったです。 ふくちゃんは、とても賢く、どんなカラーでもすぐに攻略してしまいました ![]() 絶対にあきらめないガッツと、おそろしいくらいの身体の柔軟さで、 カラーをつけたままでも毛引きができる特技の持ち主です ![]() ふくちゃんは、カラーをつけると、精神的に落ち込んでしまって、 声がでなくなってしまったことがあります。 特大サイズのカラーをつけられた日には、肩で息をして、好きな場所から 1歩も動かずに過ごします。 そうして、きっと頭の中で攻略法を考えていたのでしょうね。 おかげで、病院で教えてもらった方法もすべて攻略され、毎日毎日 新しいカラーを考案し、サイズなどを微調整する日々が続いたのです。 [初級編] 病院で教えていただいた基本形 ![]() はじめてなので、サイズも小さめでした。 [中級編] 試行錯誤しますが、失敗ばかり・・・ すぐに壊されたもの、事故のリスクが高いもの、 ふくちゃんがお気に召さずにご機嫌が悪くなるものばかり。 努力の過程をみてください(笑) カラーをしてる姿を、お客さんや公園へのお散歩で会う方々に 「かわいそう」と見られるのがつらくて、「かわいい」「楽しい」に 変わるように工夫しました。 公園で出会った女子高生に 「お洋服きてる!マジやばい、かわいくない?」って誉められました ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() [完成編] とりあえず、現在の形の基本形ができました。 サイズは大きくなってしまいましたが、破壊されてけがをする リスクが低くなりました。 ![]() そして、 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まわりのフエルトを、グリーンとグレーのオキナインコカラーにしてみました! この秋は、このファッションできまりね! ![]() 以上、ざざ~っと、ふくちゃんのコレクションをお届けしました。 この記事は、ずっと大切にあたためていました。 現在のふくちゃんに合うカラーにたどり着くまで、本当に悩みました。 ネットでいろいろ調べたりしたので、少しでも、同じように悩んでいらっしゃる方の お役に立ちたくて、情報開示したいと思いました。 ![]() でも、カラーは本当に取扱いに注意が必要なんです。 命にかかわる場合があります。 実際、ふくちゃんも、カラーによる怪我を経験しました。 万一、当サイトを参考にしたカラーで事故が起きてしまっても、ねむのきでは 責任を負うことができません。 そこで、このように画像のみを載せました。 詳しい作り方、素材の選び方、サイズ調整の仕方は、主治医の指示のもと、 飼い主さんとよく相談して、お勧めできればと思います。 詳細をお知りになりたい方がいらっしゃいましたら、右のメールフォームより ご相談ください。 または、下記の「ホームケア研究会」で詳しくご案内させていただきます。 まだまだ受付中です!! ふくちゃんのためなら頑張るけど、できればカラーは卒業したいね!と 願うねむのきの記録でした。 さいごまでお付き合いくださり、ありがとうございました! お知らせです。 “鳥さんと暮らすご家族を支援するコミュニティ” 「バードナチュラルライフクラブ」 第3回 ホームケア研究会 ~うちの子の暮らし方~ 11月13日(金) 午後12時30分~15時 開場:午後12時15分~ 場所:井の頭線 新代田駅 徒歩1分 「HAAC (ハーク)」 参加費:1000円 (お茶・お茶菓子つき) 内容:・今回は、ランチミーティングとします。 お申し込み:11月7日までバードナチュラルライフクラブ会員さま優先予約期間 11月8日午前0時より一般のお客様のご予約開始いたします。 メールにてお申し込みください。 bird_nlc@af.em-net.ne.jp 詳細はこちらまで!! ↓ ふくちゃんのファッションショーを楽しんでくださった方 ↓ 投票をお願いします!! ![]() にほんブログ村 ありがとうございました! ![]() 季節ごとのイベント好きな我が家は、さっそくツリーを飾りました。 ↓ ちょっと気が早いよね!と思われた方 ↓ もうひと押しお願いします! ![]() ありがとうございます! スポンサーサイト
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ねむのき ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() みなさん、こんばんは。 今日は、時間を約1年前に戻して、ふくちゃんの治療の 初期のころのお話をします。 (ふくちゃんとの出逢いはこちら。お迎え直後はこちら。) ひどい毛引きと自咬症のオキナインコ@ふくちゃん ![]() お迎えして、鳥さん病院に駆け込み、改善すべき点と 当面の治療方針が決まりました。 たくさんの問題を抱えていたふくちゃん。 さっそく、各方面からのケアを開始しました。 抗生剤を飲水投与、点鼻薬を1日3回、吸入療法を1日2回。 これって・・・けっこう付きっきりになりますよね。 この頃はお互いに勝手が分からず、投薬のたびに嫌がるふくちゃんと 格闘していました。 とにかく我が家に慣れてほしくて、ねむのき ![]() ふくちゃんのそばで過ごしました。 話しかけたりすると、また発作のようにぶるぶると首をふり、 興奮して暴れると息が切れて、呼吸器疾患にかかっていたふくちゃんは さらに呼吸が荒くなり、苦しくなってしまうようでした。 ふくちゃんを驚かせないように、ただただ、ふくちゃんの視界に入る 範囲で、読書をしたり、縫い物をしたり、一緒にご飯をたべたりしました。 そうやって一日中、ふくちゃんのそばにいることができたので、 どんなタイミングで毛引きをするのか、皮膚を咬んでしまうのか、 じっくり観察することができました。 結果。 精神的なもの。 ![]() 物音に驚いた時。 かゆみと息苦しさによるもの。 ![]() 前後の動作と何の脈絡もなく、とつぜん皮膚を咬む。 いくら良いお薬を使っていても、呼吸器の炎症にせよ、皮膚の代謝にせよ、 すぐに治るものではありません。 鳥さんの呼吸器官はとても複雑なつくりをしていて、 繊細な精密機械のようなので、ひとたび呼吸器感染してしまうと なかなか厳しいものがあります。 あまりにも傷がひどく、2~3日で再び病院に駆け込みました。 先生とよ~く話し合った結果、ついにエリザベスカラーをつけることに なりました。 初めてつける時は、とくに慎重に行われます。 カラーを嫌がって暴れて怪我をしてしまう子。 精神的なショックや体のバランスがうまくとれなくて、 ご飯を食べられなくなってしまう子。 いろいろなリスクがあるそうです。 朝一番の時間で診察を受けたので、そのまま夕方まで病院で 預かっていただき、カラーをつけてみて様子をみていただくことに なりました。 ふくちゃん、初めての半日入院です。 ねむのき ![]() 暮らしてきましたが、カラーをつける子は初めてでした。 エリザベスカラーって、とっても辛そうに思えますよね。 これがお付き合いの長い子なら、とても不憫な気がして こちらも勇気が要る決断だと思います。 でも、ふくちゃんは何とかしてあげたい一心でお迎えした子です。 かわいそうよりも、今はちょっと辛くても、早く治ったほうがいい!と、 きっぱり決断できたんです。 カラーをつけると、いろいろな事故の危険性があり、普通のケージではなく、 水槽を用意するように先生にアドバイスをいただきました。 ふくちゃんを預けた半日の間に、急いでまめちゃんのお世話をして、 ふくちゃんの病室となる水槽を買いにいきました。 おうちで生活するものは特大サイズ。 キャリー代わりに使うものは、1サイズ小さいものにしました。 水槽をもってお迎えに行くと、先生がどこか申し訳なさそうに おっしゃいました。 「あのね、カラーつけたんですけど・・・落ち込んじゃったの」 ![]() 鳥さんが、落ち込んじゃった?? いまひとつ、想像がつきませんでした。 「ほら、ふくちゃん、お迎えにきてくれたよ」 診察室の奥から連れて来てもらったふくちゃんは たしかに、落ち込んでいました。 がっくりと肩を落として、うつむき、足元を悲しげに見つめています。 お人形さんのように、ポーズが固まったまま。 チャームポイントのくりくりお目目には、 世にも哀しげな色をたたえていました。 ![]() 「あとね、ご飯もたべないし、首の周りも抜いちゃったの」 カラーを自分ではずそうとして、力任せに首の周りの羽を 抜いていました。 カラーをする子は、ほとんどがこうやって首周りを抜いてしまうそうです。 あまりにも、“落ち込んじゃった”という表現がぴったりすぎて、 なるほど~~と、変なところで感心しながら、 おうちでのケアの方法について説明を聞いて帰ってきました。 カラーをして数日で慣れて、いつも通りに飛んだり遊んだりできる子も いるそうなのですが、ふくちゃんは、何日たっても、一向に 元気を取り戻してくれません。 点鼻などの処置のために、体をつかむと、そのときだけ「ぐっ・・・・・」と 低い声はもらすのですが、カラーをしてから一言も鳴かなくなってしまいました。 さらに状態が悪くなってしまったのか、カラーがきつすぎて声が出ないのか とても心配で、またまた病院にいくのですが、 「カラーはこれで大丈夫です。たぶん、精神的なショックでしょう」とのこと。 ![]() 母さん呼ぶのも歌でよぶ~ どうして、こういう時に頭の中に聞こえてくるのでしょう。 歌わない小鳥。 なんて哀しいのでしょう。 ふくちゃんの芯の強さと、意地と、心の傷の深さを あらためて思い知りました。 私は、この日のことを忘れられません。 この後、半年近くの間、ふくちゃんは心を閉ざし、 声をなくしてしまうのです。 今、ふくちゃんが「びー!!」と一声鳴くだけでも、 私はいちいち、じ~んとしてしまいます。 この後も、まだまだ、ふくちゃんとの闘病生活はつづきます。 今もリハビリをがんばっているふくちゃんを これからも応援してください。 ![]() ペットカウンセラーの活動をたくさんの方に知っていただきたく 2つのランキングに参加しています。 ぽちぽちっと2押し、ご協力よろしくお願いします。 ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます ![]() また遊びにいらしてくださいね♪ テーマ:ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル:ペット ![]() |
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ねむのき ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() みなさん、こんにちは。 今日は、オキナインコ@ふくちゃん ![]() 立てた頃のお話です。 ふくちゃん ![]() ねむのき ![]() (出逢いとお迎えまでのお話は、こちらをどうぞ) お迎えの準備にあたって、ケージをどうするか悩みました。 ショップでのふくちゃんは、足のサイズに合わない細い止まり木が1本と 餌いれ、水入れ、まったく興味を示していないぶらさげるタイプのおもちゃ1個 という環境にいました。 本当なら、広いケージを用意してあげたいところです。 心身ともにストレスを抱えているこの子にとって、新しいおうちに連れて 行かれることは、どんなに不安でしょう。 悩んだあげく、ケージだけでも今までと同じものをと思い、ケージのタイプは ショップとまったく同じものを用意することにしました。 いざ、おうちに来てみると、ふくちゃんは大パニック ![]() ご飯を食べようともせず、ケージの側面にしがみついたまま、 降りてこようとしません。 おなかがすけば降りてくるだろうと思いましたが、 とうとう3日間、ほとんどそのポーズで過ごしました。 ご飯ですが、これまた頭の痛い問題でした。 明らかにどこか体調が悪そうだったので、できるだけ食べて 体力をつけてほしいところです。 ショップでは、ペレットとシードを食べていました。 はい、これなら問題ないですよね。 ペレットは香料入りや着色されたもの、 シードは、ひまわり、アーモンド、ナッツ・・・・・高脂肪なもの ばかりでした ![]() もちろん、嗜好性の高いオイルシードを優先的に選んで 食べています。 ショップに入荷したのが、生後3ヶ月。 お迎えしたのが13ヶ月ですから、育ち盛りの10ヶ月間、 毎日、ステーキととんかつと天ぷら!みたいな食事だったんですね。 お胸とおなかには、こってりと分厚い皮下脂肪が。 それでいて、体重は103g。 オキナちゃんの標準体重を大きく下回っています。 まめちゃんよりもひと回り骨格がしっかりした子なので、 もっと体重があってもいいはずでした。 いったい、この子の栄養バランスはどうなってるんでしょう。 毛引きでお胸とおなかは丸はげ、自咬で皮膚は傷だらけ、出血も していました。 羽は、全体的に色艶がなく、本当にぼろ雑巾みたいです。 お顔はやや腫れていて、くりくりお目目なのですが、ちょっとウルウル しすぎているのが気になりました。 しきりに、激しく頭をぶるぶると振ります。 ご飯を食べていても、急に大好きなひまわりをぶん投げ、 ぎゃーぎゃーと悲鳴をあげながら、自分のお胸を咬みます。 けいれん!?と思ってしまうほどでした。 もともとは手乗りだったそうですが、いつしか、スタッフさんがケージに 手をいれると噛み付くようになってしまったそうです。 私に対しては、手には乗らず、ケージごしのかきかきには 心地良さそうに応じていました。 たくさんの心配を抱えながら、鳥さん専門の病院に駆け込みました。 先生も、ふくちゃんを診るなり「けっこう(傷が)ひどいんですね」と おっしゃいました。 てきぱきと丁寧かつ適切な診察の結果、当面の治療方針が 決まりました。 ①お顔の腫れとお目目うるうるは、副鼻腔炎が慢性化している ![]() 抗生剤の投与(内服) ②毛引きと自咬症の範囲が、皮下脂肪の沈着と呼吸器(気嚢)の ある部位と一致している 副鼻腔炎だけでなく、もっと呼吸器の深いところまで炎症が 達している可能性がある 胸が苦しくて羽をむしり、鼻がつまっているから苦しくて首を振るのでは ![]() 点鼻薬とネブライザー(吸入療法)開始 ③羽の色艶の悪さ、皮下脂肪沈着から、栄養バランス改善の必要あり 皮下脂肪の沈着により、かゆみがあり、咬んでしまう ![]() 早急に、栄養の改善をはかる これらが、主な内容です。 さいごに、先生が 「情緒不安定なのは、体の調子が悪いからじゃない? 調子が悪ければ触られたくないし、不安にもなりますよね」と おっしゃいました。 私は、その一言に、胸が詰まってしまい、涙をこらえるのに必死でした。 呼吸器疾患で、息が苦しいときに不安になること、私が一番よく 知っています。 そうか、小さな体で、たった1羽でがんばってきたんだ、と思ったら ふくちゃんの痛みが一気に理解できました。 ねむのきの変にガッツのあるところは、この瞬間から発揮されました。 ふくちゃんにとっては、今が、底の底。 これ以上悪くなることはないから、あとは前をみていけばいい、と。 ![]() よく診てくれる先生と、家族がたくさんいるよ。 みんなで一緒にがんばろうね。 よくがんばってきたね。 こうして、ふくちゃんの長い長い闘病生活は始まるのでした。 この続きは、また今度・・・・・ 2つのランキングに参加しています。 リハビリに励むふくちゃん ![]() ねむのき ![]() ぽちぽちっと応援よろしくお願いします。 ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます ![]() テーマ:ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル:ペット ![]() |
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